ABOUT

1959 年  北海道生まれ。武蔵野美術大学基礎デザイン学科卒。学生時代に杉浦康平氏のデザイン引力に吸いこまれる。そのデザインの秘法をさぐるべくアルバイトとして杉浦事務所にもぐりこんで以来、28 年間を過ごす。日本の出版の黄金期を垣間見つつ、豪華本・百科事典・大型辞書・大歳時記・写真集・単行書・展覧会図録など、ほとんどの出版カテゴリーのエディトリアルデザインを経験する。なかでも杉浦アジア図像学の精華である「万物照応劇場シリーズ」全 5 冊の、全編本文テキストと図像が有機的かつダイナミックに絡み合う、表現装置としてのエディトリアル、ブックデザインを担当したことは、自身のデザイン観を形作る上で大きな経験になった。2009 年独立。以降、「本」をとりまくさまざま人びと、著者・出版社・編集者・印刷者・デザイナー、そして読者...。関わった人たちが皆ハッピーになるような、愛着の持てる、手元に置いておきたいと思える「本」を目ざし、本文組からトータルにかかわるデザイン作法を心がける。出版がネットに押されるなか、あくまでもページをめくるよろこびと手ざわりのある「紙の本」にこだわり続けている。

* 「空海からのおくりもの」(印刷博物館、第 53 回全国カタログ・ポスター展経済産業大臣賞受賞)

* 「石元泰博─写真という思考」(武蔵野美術大学出版局、第 45 回造本装幀コンクール東京都知事賞受賞)

*   2013年、「花珠爛漫─中国・庫淑蘭の切り紙宇宙」展を企画・構成